ロイヤル・ブラックラ 12年とカスクストレングス12年の飲み比べ
スコッチでロイヤルのワラントを受けれた蒸留所はロイヤル・ロッホナガー、グレンユーリー・ロイヤル、このロイヤル・ブラックラの3つのうちこのブラックラが一番早い認定でした。同じ12年の飲み比べの中でカスクストレングスとの飲み比べをしました。
最初のこの写真の12年はブドウの熟した香りとカスクでワイニーな印象があります。分かりやすい表現としてブドウとアロマのコラボで昔流行ったネリケシの香りで口当たりスムースから後半にかけてまとわりつく栗、モルトの甘みが顔を出して長い余韻を与えてくれます。
カスクストレングスの12年は前者のワイニーと違ってモルトの芳香な香りで甘さが香りだけでうかがえます。煎餅とサウナ室のムッとしたカスキーな香りで口に入れるとキュッと口の中を締めてくれますが、鼻から芳醇なモルトの甘さが抜けてきます。ピートが弱くカスクで口の中が締まった後に鼻の奥を痺れさせながら抜けていきます。