これ見て美味そうと思ったところで簡単に始められるし、七輪のハードルの低さは素晴らしい。この記事では高コスパで続けれれる魅力を振り返る。七輪が生活の一部にまで定着したきっかけは、嫁の義父さんが庭でやっているのに参加させてもらったことから。かれこれ6年以上飽きずに続いていて今後も熱が強まるばかり。食に関する趣味は続きやすいのか?

準備のコツ・・・まずはカーマで七輪を購入、1700円程で多少重たいがスペースは取らないので庭の物置きなどに置くと良い。あとはバーベキュー用炭、着火剤は固系の切り離しのブロック式、これには訳があり、七輪で炭に火をつけるのだが、これが面倒くさいと今後続かない。七輪に着火剤に火をつけ、炭を置いたところで食材の下ごしらえが始まるのだ。

下ごしらえも、なるべく焼くだけの素材を好む。できればパックのまま七輪の近くに置いてそのままゴミ袋行きな感じだ。皿は焼き肉のタレ以外なければ使わない、網に醤油等掛け、そのまま口に運ぶからで、冷ましたい場合は網の端に置いておけばよい。とにかく、あまり道具を使用しないところに拘るといろいろな工夫が生まれて面白いし、日に日にレベルが上がっていく。拘るべき趣味なのだ。

椎茸がこんなに旨いなんて七輪で焼いて醤油を垂らすと圧倒されるだろう。ネギも甘く焼きあがる。

貝系は特に七輪と相性がよく、お酒との相性も抜群だ。七輪以外ではなかなか自宅では食べる機会がないので尚更新鮮である。このときはスパークリングワインを飲んだが、これにもこだわりが。コップが面倒くさいのでラッパ飲みである。ワイルド感が最高である。

ヒイカも醤油を垂らしてスパークリングワインのラッパ飲みで流し込むのも格別。

餅もオーブンレンジで焼くのと全然ちがう。絵に描いたような餅の膨らみ方をする。餅の中心から殻を破って綺麗に膨らみ中ももっちりと柔らかい。これも醤油を垂らして網からそのまま食べればよい。銀杏の綺麗に焼けるし、手で裂いたエリンギも醤油数滴で逸材に。

タコぶつ、イカゲソ、カニカマがこんなにお酒に合うおつまみに化けるなんて七輪の恩恵は計り知れない。

牡蠣のバターホイル焼き。殻がなくてもこうすれば七輪で楽しめる。

こんなの買ってどうするの?ってブリカマを七輪で。牛カルビと一緒に一緒くらいの油でビールが良く合う。

サンマなんて七輪の定番と言ってよい。しかし、七輪で上手に焼くには初めてでは早々できない。何回か焼き過ぎやムラを経験してこのように上手に焼けた時の美術的な満足感、もちろん味は言うまでもない。最後に残るのは網の上に頭と骨だけである。

旨そうに見えないか?これはスーパーのお惣菜コーナーのとり皮だが、七輪の炭で炙るとこうも化ける。そして安価なビールでもリッチなひと時を楽しめる。

ソラマメの七輪焼き。まるで焼き芋のようにほくほくと甘い。こんなソラマメ食べたことある人は少ないだろう。何もかけなくてよい。

シシャモも簡単である。醤油で十分だが自分はマヨネーズで口に持っていく。もちろん網の上で。

七輪で焼き鳥。気が付いたら七輪の周りに食材を置く台を自分で作っていた。腰を上げる回数を少しでも減らす為だ。

深夜に一人でパーティも静かにやれる。ハマグリとサザエ。焼き鳥は夜な夜な下ごしらえし、自作のタレは鍋のまま。

雨が降っても屋根の下でやれてしまう。焼き鳥のネタではスーパーで売っているレバーと心臓のセットが低価格でボリュームがあり、皮はあまり単体で売っていないので発見したら即買いだ。ボンジリも希少だが、下ごしらえが手間なので時間があるときはやってみるとよい。ボンジリは塩がおすすめ。

たまには高価な牛肉も良い。油をきれいに残したまま焼きあがるので塩で十分満足。

高価なパーティは間違いなく満足だが、冷蔵庫に残った食材がお酒のお供になるなんて。最後に、片づけはゴミは分別する中で基本生ごみと燃えるごみで。燃え残った炭に割り箸を入れて七輪ごとそのまま雨の当たらないところへ放置。その日中に片づけたい心理が働くが熱い七輪を冷ますのは待てないし、結局、次の日に回した方が早いのは後で説明する。

周辺に可燃物がないこと。万が一雨に濡れると七輪は割れてしまうので注意。次の日に炭は細かいホコリみたいに燃え尽きているので砂の上にひっくり返すか、自分は電動エアーを持っているのでエアーを吹いて一発。片付けはこれだけ。準備と片づけが簡単なのは七輪の良いところ。

一度始めると簡単さ、そして食の楽しみ、世界観が広がり、スーパーへ行くたびに七輪にとらまえて食材を見てしまう。スーパーも今までより楽しいものへと変わる。