グレンキース オフィシャル1983と26年の飲み比べ

オフィシャル 1983はキリッと青りんごの香りにフルーティーなカスクが感じ取れます。画用紙のようなクリーミーな香りです。
ピートは余韻より舌にピリッと表面的な印象を与えてきます。そして剥き栗のような甘さが後から追ってきます。開いてくるとピートの痺れが穏やかになって全体的にマイルドになります。蜂蜜と栗のなめらかでとろみのある舌触りがフィニッシュで印象的です。

26年は青りんごを熟して洋ナシに近づけた香りで爽やかでありながら控えめな主張です。控えめでも洋ナシのフルーティさが心から響いてきます。色は薄いのですが口に入れると繊細ながらも染みこんだカスクが全体に華やかに広がります。グラスを回して開かせると青りんごハイチューの香りになってきます。熟した洋ナシの香りと思っていても飲むと若くジューシーな果実と華やかなカスクが口の中で混ざり合います。
少し栗のとろみは前者の1983と共通するものがあります。

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