アイリッシュコーヒー ウエストコーク
今宵のBARで締めを考えていたらマスターが提案してくれた。以前、アイリッシュコーヒーを飲んでみたいと僕が言っていたのを思い出してくれたマスター。
このBARでは1~3月までがアイリッシュコーヒーの提供できるシーズン。4月だが特別に用意してくれて感謝。仕上がるまでの工程に手間とタイミングが必要なので忙しいときは出しづらいそうだ。確かに、今いるのは珍しく僕ともう一人のお客さんだけなんでほぼマンツー。
カップグラスにアイリッシュウイスキーを入れてファイヤー。角砂糖は甘党の僕は2個。これまでにマスターは、コーヒーと生クリームを事前に作っていた。
濃いめに入れただろうコーヒーの香り。嗅いでみるとコーヒーからしっかりアルコールの香りがしてカクテル感あり。コーヒー好き&中毒の僕でもこの香りは初めての空間で今でも記憶に鮮明。アルコールに火をつけると香りや度数が一気に抜けると思っていたが案外そうでもない。むしろアルコールが開いたような甘い香り。マスター曰く、アルコールはフライパンで沸騰させるほうが抜けるみたい。
生クリームをかぶせてシナモンスティックをお好みでということで完成。なんかすごくりっちなコーヒー。
見た目も美しく、ウッドデッキで飲んでみたい。
原酒はウエストコーク。アルコール度数62%は脅威!しかしだからこそのクリーンな味わいがアイリッシュコーヒーに合うのだろう。
シナモンスティックで生クリームが混ざり合って後半に進むほどミルキーな味わい。最初のアタックはもう感動。コーヒーの香り、渋味に生クリームと甘いアルコール香、味が混じりあって吹き出す鼻の息まで一本の道筋。体が感動とアルコール、熱で温まる。アイルランドの空港のバーテンダーが考案してくれたアイリッシュコーヒー、コーヒーとウイスキー好きには間違いなく感動をあたえられるカクテル。