グレンフィディック ピュアモルト8年とピュアモルトクラシックとピュアシングルモルト21年の飲み比べ

グレンフィディックの80年代からかけての飲み比べをします。マスター曰く80年代がフィディックのピーク時だそうです。
ピュアモルトの8年はモルトの麦々しい華やかな香りで8年熟成に思えません。少しツンと芳ばしく心地よいのが口に入れたい欲をそそります。口に入れると梅干しの甘いタネの味でツンとスパイシーでモルト。モルトが刺激的にツンと鼻を抜けて蜂蜜のような甘みがあります。蜂蜜につけた柔らかい梅の味です。とにかく香りの広がりが華やかでした。
ピュアモルトのクラシックは8年と比較すると少しスモーキーでクリーミーな香りです。8年よりカスクが強くスパイシーです。最初にマスクのタンニンが入ってきてピリッと鼻を抜けます。甘みはイチジクのようで8年より甘いです。ラストのピートが印象的です。
21年は芳ばしくゴールドラムのような甘い香りです。スモーキーでパフューミーなのがこの3本で一番目立ちます。香水を嗅いでいるかのような石鹸的な余韻が残ります。口当たりはスムーズでパフューミーに口の中に長く居座ります。石鹸が口に入ってしまった時になかなか口から消えない体験に近いのが印象的です。ラストはスモーキーでアクセント良くしめてくれます。
口の中に残る余韻は21年が一番ですが、8年の香りが一番開いています。

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