スプリングバンク 12年(特級表示)とアーガイル15年(特級表示)の飲み比べ
スプリングバンク12年は木製の灰皿の香りでワインのコルクの香りもします。スッとカスクと塩気がミントのように鼻から入ってきます。
ずっと嗅いでいると花粉症の鼻づまりが治ってきそうなハーブです。舌触りは塩分がより甘さを引き立てるおしるこのような甘さ加減です。
モルトを焦がしたようなピートでカブトムシの虫かごのような余韻が芳ばしく残ります。
アーガイル15年は梅とシェリーの甘い香りで、赤梅の塩辛さではなく、青梅と海水の塩気といった表現がしっくりきます。口当たりさらっとして脳に染みてくる何かを持ち合わせます。ピートと苦みが甘さとのバランスが絶妙です。甘さは花の蜜のようにサラッとしつこくありません。
隣でタバコを吸っている人がいるかと思うほど、煙たくはないものの、シケモクとニコチンのスモーキーな香りが後から開いてきます。