カバラン 蒸留器ギフトセット 6本飲み比べ

バーボンオーク・・・樽のエキスがツンとした酸味で鼻を通る。奥にはきれいな水で澄みとおる梅酒の香りがする。開いてくると昔ながらの歯磨きガム。ホワイトオークが力強く鼻から抜け、シロップの甘みはカスクに負けてしまうほどカスクの余韻が印象的。開くとまるで別物のように甘くなり、バニラ。余韻もバニラでデザートのよう。

ピーティオーク・・・シェリーのように甘く華やかな香りと感じる奥には梅とピートも混じったスモーキーな香り。全体的にはまろやか。口に入れると当たり障りないと感じてしまうが、鼻から抜けた後の余韻の長さが上質なピートをうかがえる。アイラに近いピートを感じた。

ワインオーク・・・チョコレートのようにコクがありまろやか。ミルクチョコレートとレーズン。イチゴジャムのように果実のフルーティかつ熟した糖分の香り。鼻から抜けると同時に口の中から脳まで華やかにワインが広がる。下のサイドで樽のタンニン、ポリフェノールを感じ取れる。

オロロソシェリーオーク・・・明らかなドライシェリーの香り。辛口シェリーで酸味がスパイシー。カスクのタンニンがシェリーらしくなく主張。口に入れた途端に辛口シェリーの味と共にタンニン、カスクが強烈。酸味の強い熟したぶどう。下の奥からタンニンで締まってくる。その後の口直しの水が甘く感じるほどの強い酸味。

フィノシェリーオーク・・・前のシェリーより控えめなカスク。控えめであるが前者より華やかに感じる。少しの酸味を帯びて湿ったダンボール。タンニンも控えめに感じるなかでシロップのような甘みは強く感じる。華やかにモルトより樽のカスクが引き立てて脳へと誘う。一瞬、塩っぽく感じてしまうところがこの後の甘さを引き立てる。

ブランデーオーク・・・チェリー。今までの中で一番梅酒っぽく酸味も強い。溜り醤油の香りどおりにとろみのある醤油の味、砂糖醤油。とろみはまとわりつく甘み。フィニッシュが香りとは裏腹に一番まろやか。

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