グレンファークラス35年と27年の飲み比べ
グレンファークラスの飲み比べを熟成された35年と27年の飲み比べをしました。
1968年蒸留の35年は嗅いだだけでパフューミーにシェリーカスクが鼻から脳に染みてきます。舐めてみるとモルトキャンディーのようです。タンニンが渋くシェリーで締まりますが口の中がキュッと渋くなるようなことは不思議とありません。後から甘さがきます。樽の中で35年呼吸して残ったこいつが軽く光りながら揺れている姿を飲んでいて連想させてくれるウイスキーです。
1990年蒸留の27年は酸味の効いた激甘チェリーキャンディーといったところでしょうか?まるで香水を嗅いでいるかのようです。ウイスキーの独特の香りが苦手という人にこいつを嗅いでもらいたいです。考え方が変わる自身があります。
口に入れると石鹸を飲んでいるようです。サラッとしていますが、パフューミーなぬめりと強いピートが歯茎の奥を刺激します。鼻から香水が抜けていくようで、アップルパイを食べているような感覚も覚えます。
チェリーシロップの甘さとピートの痺れが強烈に同じバランスで印象深いです。