カティサーク プロヒビジョン
「プロヒビジョン」とは、禁酒法という意で、禁酒法が終わって80年を記念して作られた。アルコール度数50というのもボトルドインボンド法を意識しているのだと思われる。カティサーク特有のグレーンのクリーム感。微かなスモーク香と、市販のグレーンでグラスに足がつく(傾けるとグラスに膜が張る)のは珍しいと思う。
グレーンのなめらかでクリームみたいな甘い香りの中にホワイトオークの力強さが感じられる。50度とは思わせないなめらかさと圧倒的な甘さでストレートでいくらでも飲めそう。カスクの口当たりは弱いが、甘みとスムースさがある。オイリーさと甘さの舌触りは満足ではあるが、余韻が物足りない。2000円程度なのでそんな不満も許せるだろう。