チェッカーズ 特級 12年とデラックスの飲み比べ

ジョン・マッキュワン社のブレンデッドウイスキー。スコッチ黄金時代の特級表示の飲み比べは贅沢である。特級表示は1989年の平成元年に廃止されている。スコットランドの大手ブレンデッド会社「DCL]は、スタンダードより上のラインナップはデラックス表示として売り出されていたが、熟成させる樽の不足によってどんどん原酒にコクがなくなっていき、イメージを回復する種に12イヤーズ表記に変えた。

ということは・・・12イヤーズより前の「デラックス」表示の方が美味いのか?という疑問と期待が生まれてくる。この話をしてこの2本のボトルを飲み比べとしてすっと出してくれるマスターは神!!

12年
華やかな苦いはちみつ香。香ばしい麦の香りが伝わる。さすがは黄金時代の特級表示ウイスキー、華やかな主張でバランスが取れている。しかし、絶妙なバランスが良すぎて何が特徴として良いか具体的にうまく伝えられない・・・そこがたまらない。ただひとえに、華やか。

デラックス
アルコール感を感じさせないスムースな口あたりなのに余韻は強い甘みと引き締まった苦みはコク。ツンとしたアルコールやモルトの酸味は一切感じられないのにモルトのコクがしっかりと華やか。シングルモルトと違って飲みやすくブレンドするブレンデッドウイスキーとして見るなら、間違いなく後者の「デラックス」だろう。シングルモルト好きの刺激好きなら前者「12イヤーズ」が良いだろう。

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