新聞紙の乾いた香りとシェリー香。シェリーに塩っぽさとスパイスが加わって大人な華やかリッチ。奥に微かな生クリームとスモークが交じり焼き栗のよう。程よく強いピート。こくもある。ダークでビターなカスクの余韻が甘く長く舌の上に居 […]

スパイシーなプールサイド。うす味でぬるっとスムース。うす味のフルーツスープのよう。そして、僕が最後となったボトルに感謝。

年数表記を見るとモリソン・ボウモア時代のボウモアであることが分かる。エステリーすぎる香りがコスモス畑のよう。アルコールの刺激が49度とは思えない滑らかさは長期熟成の超エステル化をうかがえる。ミックスジュースのスポーツドリ […]

微かにプールサイドとパッションフルーツ香。カスクからくるはちみつ感とアイラのヨード香が交差してボウモア特有の空間に。フルーツティーのようで、ピーチティーにガムシロップ。あとから甘みのあるヨードが胃から鼻へと上がってくる。

ミネラルがブリニーに香る。9年のラガヴーリンとヨーグルト的な若さが共通するものの、アルコールは明らかにまろやかにエステル化されている。口に入れてもまろやかにエステル化を感じる。オイリーなピートは長く口の中に残る。

若さゆえの粗さはヨーグルト香に近く、強いピートが待っているのが分かる。意外にまろやかで、ラガヴーリンらしくオイリーに口に入る。喉を通るときのミネラル感は苦みとともにしょっぱさが心地よい。

5年の若さのわりにモルトの香りが丸い。ピートはヨード香を主張するなかでまろやかである。口に入れるとピートが大爆発。TENのアードベッグらしいパンチの効いたピートをこれまでかというくらい浮き彫りにされる。正露丸のような苦み […]

モルトの発酵したしっかりとした香り。口当たりクリーンだが漬物のような塩っぽさがガツンとくる。ピートがアイラらしくなく、中程度に感じられるが速度はアイラらしく口に入れた瞬間である。

硫黄の香りがスタートから立ち上がる。The「マッチをこすった香り」がクセになる。程よいピートがバーベキューソースのようにこれもクセになる。味もバーベキューソースのようにスパイシーで甘い。

エステル化が進んでなめらかなヨード香。ふわっと奥に醤油せんべいのような食欲のそそるモルトの香り。なめらかに角がとれたモルト。ピートがキャンディーみたいに溶け込んでいる。ラフロイグのピートのクセを持ちながら、ストレートで口 […]