ラガヴーリン 16年 現行 90年代流通ボトル 初期グリーンボトル 飲み比べ
過去に数回飲んだ思い入れのあるラガヴーリン。90年代流通の16年旧ボトルは現行と見分けがつきにくいが、ロゴをよく見ると現行はポートエレン、旧ボトルにはホワイトホースと記載されているのをおさらいする。
現行16年
いまでは価格が高騰して入手もし辛くなった。これからは12年とか16年より寝かせていないのが増えてくるのか?十分な甘みとオイリー感。たしかに、現行シングルモルトとしてはかなり完成度が高い味わい。鼻から込み上げてくるモルトのコク、ピートが湿気と一緒に張り付いたガラス窓を舐めているようだ。
旧ボトル 16年
銅のような酸味とモルトの発酵感がリッチ。ピートが甘い膜で覆われていてアイラピートの衝撃が緩和されている。塩っぽくみずみずしくやさしい。ピートにも発酵感がある。
口の中でも唾液と一瞬にして中和されるようなスムース感がある。
初期グリーンボトル 16年
クリアーで上質なモルト香。ピートが細かい粒子の集まり。アルコールがさわやかでミントのように感じる。なめらかな舌触りだが、ピート、モルトのコクはフルボディ。スムースで柔らかいがしっかりと濃厚な味わい。