ホワイトホース ファインオールド 特級 思入れのある特別なボトル

通いのバーのマスターには言っていなかったウイスキー検定一級と取ったことを、マスターのおかげでここまでウイスキーに興味を持てたことの感謝を伝えたら、マスターからのプレゼントとしてこのボトルをプレゼントされた。自宅で特級を飲むのは初めてである。
リッチな樽香。コルクと華やかなプルーン、若くてジューシーなプルーン。ノンエイジとは思えないシェリーの香り。
塩気と特級の特有の旨み、カブトムシの余韻が甘塩で脳に響く。明らかに今まで自宅で飲んできたブレンデッドと違うことに快感を覚える。
自分の飲んでいる書斎がまるでバーになったかのような神秘的な空間に包まれた。
一応、自分のやり方として今のところではあるが、シングルモルトは集める金銭的なハードルと、自分はドリンカーとして飲んでこそなので、仮にボトルをたくさん所有したところで飲みきれないことと、飲みきることを義務化しながら飲めない。
ということで、シングルは基本、バーで飲むことを楽しみにし、それでもウイスキーは飲みたいのでリーズナブルなブレンデッドを自宅飲みとしてなくなるたびに補充して在庫を溜めずに色んな銘柄を楽しむことにしている。このことをマスターに話したことをしっかりと覚えてくださったのか?
そして、マスターは自分の独特のカブトムシの脳に響く余韻の表現と好みを把握していてこれとプレゼントしてくれたのか?計り知れないマスターの奥の深い凄さがこの一本で分かった。
ストレート以外ではもったいなくて飲めない。ストレート以外ありえない。ストレートで昔のラガヴーリンの恩恵が大いに感じられるからだ。
大切に楽しみながら飲ませてもらう。そして、大切に全て飲み切らせてもらいます。

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